東京の再開発

世界をリードする国として変わるべく、各地で続く再開発。
大手町・丸の内や虎ノ門・新橋といった東京のビジネス街では、
まるで蝶が羽化をするように日々成長を続けています。

再開発マップ

千代田区

港区

東京が生まれ変わる日は近い…!各地で活発化する再開発事業

東京各地で相次ぐ再開発。港区で新たに誕生した 、虎ノ門ヒルズや品川シーズンテラスといった名前も記憶に新しいのではないでしょうか?こうして新たに誕生した貸事務所に機能集約のため移転する企業も多く、各地で活況を呈しています。きっかけとなったのは、2020年の東京オリンピック開催決定。オリンピックを契機として国際競争力強化を加速させようと、民間一体となって様々な再開発事業が活発化しているのです。

今まで行われてきた再開発と、今後の予定はこちらになります。

再開発竣工/完成主な建物・施設
東京駅周辺の再開発2007年〜サピアタワー
東京ステーションシティ
グランスタ
グラントウキョウ
丸の内赤レンガ駅舎復元
八重洲グランルーフ
東京中央郵便局(JPタワー)…など
秋葉原地区土地区画整理事業
(秋葉原クロスフィールド)
平成24年3月秋葉原ダイビル
秋葉原UDX
有楽町駅前第1地区第一種市街地再開発事業平成19年10月有楽町イトシア
大手町一丁目第3地区第一種市街地再開発事業
大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業
平成28年4月
平成30年7月
事務所、宿泊施設、駐車場等
事務所、店舗、駐車場等
常盤橋街区再開発プロジェクト平成39年地上61階建て、高さ390mの超高層ビル
(仮称)丸の内1-3 計画
(仮称)丸の内3-2計画
2016年度下期着工予定
平成30年

地上29階建ての高層ビル
(仮称)新日比谷プロジェクト平成30年(仮称)日比谷テラス
(仮称)日比谷ゲートプラザ
日本橋室町東地区開発計画 第2弾
(仮称)室町東地区開発計画1-5街区
日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業
日本橋二丁目地区北地区計画
日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業
(仮称)日本橋本町二丁目特定街区開発計画
平成26年(完了)

平成31年2月
平成29年全体竣工予定
平成31年3月
平成29年
COREDO室町2
COREDO室町3
事務所、店舗
東京日本橋タワー
商業、事務所、公共公益施設、駐車場
事務所、広場、店舗など
銀座6丁目10地区第一種市街地再開発事業平成29年1月商業施設、大規模オフィス、観世能楽堂など
環状第二号新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業Ⅲ街区
虎ノ門一丁目3・17地区(虎ノ門一丁目地区虎ノ門駅前地区
市街地再開発事業)
(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト
平成26年(完成)
平成32年

平成30年
虎ノ門ヒルズ
事務所や店舗、バスターミナルの整備など

事務所やホテル。外国人向けの施設など
渋谷駅地区駅街区開発計画
渋谷駅南街区プロジェクト
渋谷駅地区道玄坂再開発計画
渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業
(仮称)渋谷二丁目21地区開発計画
平成31年~39年
平成30年
平成30年
平成32年度
平成24年竣工
3棟の大型ビル
高さ180mの超高層ビル
事務所や店舗。バスターミナルや歩行者デッキの整備。
地上32階のタワーマンション、オフィス
渋谷ヒカリエ
北新宿地区第二種市街地再開発事業平成28年3月
西品川一丁目地区第一種市街地再開発事業
(仮称)TGMM芝浦プロジェクト
大崎駅西口南地区第一種市街地再開発事業
平成30年6月
平成31年(予定)
平成26年(完了)
約30万㎡の複合ビジネス拠点(事務所、ホテル、生活支援施設)
大崎ウィズタワー

1964年の東京オリンピック開催決定により、再開発を開始した池袋のサンシャインシティ。国立霞ヶ丘競技場・渋谷公会堂・日本武道館など、今でも各地で当時の名残が見えますが、現在もその頃と同じ状況といえます。特に、国家戦略特区に指定された千代田区・渋谷区・港区などでは大規模な再開発が相次ぎ、新たな貸事務所も次々に誕生。中でも注目を集めるのが、大手町・丸の内、虎ノ門・新橋、品川の3エリアです。

変貌を遂げる大手町・丸の内のビジネス街

東京の中核を担うビジネス街、大手町・丸の内エリア。ここでは、ロンドンやニューヨークといった海外の代表都市に並ぶ、質の高い市街地形成が求められています。 現在東京が世界との厳しい競争を勝ち抜くためには、時代をリードする国際都市の形成が必要不可欠。環境保全やグローバル企業が活躍できる就労環境の向上なども踏まえた上で、再開発が行われる必要があります。また、大手町の貸事務所で働くビジネスパーソンだけでなく、訪れた人々が楽しめるマネジメントも大切です。

そして、もう一つの懸念が近いうちにやってくるといわれる首都直下型地震。緊急時のエネルギー不足や帰宅困難者にも対応できる施設や歩道整備、貸事務所のBCP対策にも焦点が置かれています。

そこで、大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会では、大手町・丸の内・有楽町・八重洲の4つに分割し、地域の歴史や特性を生かした街づくりを提案。東京の玄関口といえる八重洲では『グランルーフ』、丸の内では東京駅駅舎復元といった独自のアイディアが生まれました。

大手町の場合、大手銀行や商社の集まる特性を生かした再開発が行われていますが、これまで欠けていた観光や宿泊といった機能を補うため、様々な工夫もなされています。その理由は、既存企業だけでなく様々なジャンルの企業を集め、魅了する地域へと変わるためです。特に独創的なのは、高級旅館やランナー施設といった皇居周辺ならではの取り組み。日本ならではの美しい風景を愛でながら、賑わいのある街づくりを行おうとしています。

目玉となる『星のや東京』では、千代田区初となる天然温泉を設置するため、2014年掘削作業を完了。東京駅周辺の新たな名所として、活躍することが期待されています。また、宿泊施設とアパートメントの中間的な存在といえる『サービスアパートメント』もとてもユニーク。ここでは、リネン交換やクリーニングなどのサービスを受けることが可能であり、施設西側にはシャワー・ロッカーを備えたランニングステーションも設置されます。

そして、JRや地下鉄駅と各種施設を結ぶ歩行者ネットワークも重要なキーポイント。通り沿いの木々やベンチ、店舗などゆとりある歩行空間の整備が急がれています。

虎ノ門ヒルズ誕生で急成長を遂げた虎ノ門・新橋

2014年、「幻のマッカーサー道路」と呼ばれた区間がついに開通。虎ノ門ヒルズ完成後は、これまで虎ノ門・新橋エリアで不足していた大規模なコンベンション施設やラグジュアリーなホテル、貸事務所といった施設が整い、ビジネス効率の高い街が完成しようとしています。満室稼働した虎ノ門ヒルズの貸事務所には、アサツー・ディ・ケイ、西松建設といった企業が続々と移転。レストランやショッピング施設なども新たに誕生し、観光地としても脚光を浴びているのです。

付近でも、虎ノ門駅や周辺環境改善を図る虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業、虎ノ門病院の建て替えや外国語対応施設を増やすための虎ノ門二丁目地区再開発事業なども進行中。また、高速輸送バス(BRT)のターミナル建設完成後は、晴海・勝どきといった臨海部とのアクセスもスムーズになるため、さらなる活況が期待されます。

殺伐としたビジネス街から華やかな商業エリアへ変わる品川

羽田空港の国際化により、日本と海外を結ぶ拠点として注目を集める品川。アジアヘッドクォーター特区に指定されたこともその要因といえ、東京の主要ビジネス街として重要な地位を得ました。『品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン』では、日本を牽引する拠点として品川・田町が挙げられ、世界中の人々が集う街として環境づくりがなされています。

その一環として行われた交通インフラ整備では、品川駅のリニア中央新幹線始発駅決定、品川・田町間では山手線新駅開設などが進行。周辺地区の不動産価値を、さらに上昇させています。

田町駅では約8haもの広大な土地を使った(仮称)TGMM芝浦プロジェクトが始まり、貸事務所や商業施設、ホテルなどで形成される複合ビジネス拠点が平成31年に完成する予定です。これまでの田町では、ビジネスパーソンがフラリと立ち寄る飲食店の豊富な印象でしたが、これから先はまったく違う未来が待ち受けているでしょう。殺伐としたビジネス街である品川も、渋谷や新宿のようなエンターテイメント性を感じられる街となり、美しい蝶が羽化するように生まれ変わろうとしているのです。

東京各地で進む、再開発計画。渋谷や新宿でも工事中の土地が多く見受けられますが、今見えている風景はまだ”サナギ”のような状態。すべての土地で”蝶”が羽化した時、アジアのリーダーとして成長する機会が与えられるかもしれません。