自社ビルの運営管理を通じて、
様々なノウハウを蓄積
株式会社ザイマックス不動産総合研究所
ビルディングサイエンス本部 メンテナンス統括部 マネジャー 千本松英里

キャッチコピーに惹かれて新卒1期生として入社

1998年にザイマックスの前身で、当時株式会社リクルートの子会社であった株式会社リクルートビルマネジメント(以下「RBM」)に新卒1期生として入社しました。
学生時代に、RBMが学生向けに作成した入社案内に記載されていた「空間価値創造企業」という当時のキャッチコピーを見て建築学科であった私は、何か面白いものを創り出すことができる会社なんだと思って入社を決意しました。今ではそのキャッチコピーを知っている社員のほうが少ないですが、私の中では入社のきっかけとなった言葉で今でもしっかりと覚えています。

自社ビルの新築工事を担当

画像これまで関わった仕事の中で一番印象深いものは、自社で入居するビルの新築工事プロジェクトに携わったことですね。他のオーナー様のビルを運営・管理していた中で積み重ねてきた様々なノウハウを活かして使いやすいビルを建てようと、設計の段階から色々なアイデアや工夫を盛り込みました。
例えば、トイレに関して言えば、女性はトイレを用足しという目的だけでなく、リフレッシュの場としても利用することから、照明を少し落としたホテルライクなつくりにしていますし、洋便器は普通、床置タイプが一般的ですが、それを壁掛式にすることで、便器と床の間を掃除できるようにしています。

また、空調に関しては、エネルギー効率を考えて、ビル全体としては水冷式の個別空調を採用しているのですが、1階部分だけは将来的に店舗として貸し出すことが可能なように、独自で運用ができる空冷式の個別空調を導入しています。その他にも、たばこのにおいを吸い取ってくれる、空気触媒を利用した部屋などもあり、自社ビルという自由度もあって、新しいことにチャレンジできました。

運用後に発覚した問題にも様々な工夫で対応

いざ竣工して入居が始まると、設計時には予測できなかった様々な問題に直面しました。くつろげるようにと設計したトイレは、逆に「暗すぎてメイクがしづらい」ということで、照明を追加したり、デザイン性を重視したロールスクリーンは、日差しをカットする機能が弱いため、ブラインドに変更したり・・・。ただしブラインドはその後もちょっとした隙間から光が差し込み眩しい、という声もあり、隙間を埋めるための方法を色々考えたりしました。
また、空調は、冬場の暖房機能に弱いところがあり、一斉に暖房を稼働させると負荷がかかりすぎるので、運転開始時間を早めに設定するなどの運用で補っています。

もちろん、最初から設計どおりにうまく運用できていることも多いのですが、実際社員がビルを使い始めてから出てくる意見や要望をどうコントロールしていくかが私にとっては勉強になっています。苦労しながらも考え出した答えは、ノウハウとして蓄積され、他のオーナー様の物件の運営・管理にも役立っています。
また2007年に完成した自社ビルは、増築するという計画が現在進んでいます。これまでの反省点を活かすことはもちろん、環境配慮や防災の機能を高めた設計となる予定です。

現在は、株式会社ザイマックス不動産総合研究所で、不動産の運営管理に関する法令の改正、製品のリコール情報などを収集・分析し、ビルを運営・管理しているグループ各社への情報提供サービスも行っています。自社ビルの新築プロジェクトとは全く内容の違う仕事ですが、プロジェクトに携わったことで、ビルに関わる様々な法令や製品に触れられたことが今の仕事の幅を広げています。
変化のスピードが速い会社なので、色々な業務を担当しますが、これから先も不動産のプロとしてさらに守備範囲を広げて前に進み続けていきたいと思います。

株式会社ザイマックス不動産総合研究所

【事業内容】

  • オフィスビル・商業施設等の不動産における管理運営保全等に関する統合的な企画、調査、研究開発業務

  • 不動産の管理運営保全等に関するシステムサービスおよびデータベースサービスの提供業務

  • 建築物・建築設備・建築物の環境・建築物の管理運営保全業務等の診断、検査、測定、分析業務

  • 賃貸用不動産市場に関する調査・分析・ 研究の実施および受託

  • 賃貸用不動産運営に関する分析・研究の実施および受託

  • 賃貸用不動産に関する情報提供サービス業務

【資格合格者】

宅地建物取引主任者25名、一級建築士6名、ビル経営管理士2名、ファシリティマネジャー1名
(2013年4月1日現在)

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