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本当に正しいオフィスの節電対策:第2回
株式会社ザイマックスビルディングサイエンス
最大電力需要量削減対策本部
環境・エネルギーソリューション部長 鶴見誠一郎

照明の間引き=効果は発揮しますが、注意が必要です

前回から2回に分けてお送りしている「本当に正しいオフィスの節電対策」。
今回ご紹介する一つ目のテーマは、照明の間引きです。誰でも比較的容易に実施することができ、しかも確実に効果が見込める節電対策として、オフィスや店舗の照明を間引いて点灯している光景をよく見かけるようになりました。

しかしこの間引き、思わぬトラブルに遭遇してしまう危険性も。例えば、蛍光灯を外すと入力電流が増加し、器具が焼損してしまうケースがあったり、2灯タイプの蛍光灯1本を外すともう一方の蛍光灯まで消灯してしまうなど、照明器具によってさまざまな特性があります。間引きを実施する前に、メーカーに確認を取るようにしましょう。
なお、間引きを行う際には、照度計で照度の測定を行ったり、従業員から意見を聞くなどして、室内全体の明るさのバランスに配慮しましょう。一般的な事務所では机上照度は400Lx(ルクス)程度が一つの目安です。
また、LEDなどを使用した省電力タイプの電気スタンドを導入し、間引き箇所を多くするのも効果的です。

パソコン(PC)は、「つけっぱなし」にしておくのが一番の節電!?

また、オフィスで有効な節電対策を考える上で、もう一つ頭に入れておいていただきたいのがPCの電源にまつわる話。OA機器の消費電力の多くを占めるのがPCの電力。例えばノートPCの場合、1台あたりの消費電力は20W~40Wと小さいものの、オフィス使用ともなれば台数が多いため、まさに「チリも積もれば山となる」なのです。

ところで、節電効果を期待し、昼休みや離席の際、こまめにPCをシャットダウンされる方がいらっしゃいます。でも、これが実はちょっとした落とし穴。確かに、電源を落とせば電力はほとんど消費することはありませんが、逆にシャットダウンや再起動に大きな電力がかかります。ちょっとした利用中断なら、シャットダウンと再起動を繰り返すよりも、スリープを利用したほうが節電につながるのです。

ちょっとした工夫でも節電はできます

  • 照明に関して一番手軽にできる節電は、「こまめに消すこと」。
    ただ、自宅と違ってスイッチがたくさんあって、どのスイッチでどこがつくのか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。そこで、スイッチの脇に「照明スイッチの地図」を貼り付けてみてください。
    思った場所と違うスイッチを消してしまって「あ、ごめんなさい・・・」ということがなくなり、「こまめに消すこと」がやりやすくなります。

  • コピー機とシュレッダーは大きな電力を使う代表的な機器です。
    とは言え、業務上使用しないわけにはいきませんので、使う時間を変えてみましょう。 例えば、シュレッダーする書類は一時的に箱にためておき、昼休みや退社前など比較的使用電力の少ない時間帯にまとめて処理すれば、節電につながります。
    コピー機も、会議資料など大量にコピーする場合にはシュレッダーと同じように時間をずらして使えば節電に効果があります。

  • エレベータは、動き始めるときと到着階に停止する時に大きな電力を使用します。
    何台かあるエレベータのうち1台を運転休止しても、残りの台数で運転停止した1台の分まで始動・停止を繰り返すと結局節電にはなりません。
    やはり、「2up3down」など、近い階の移動はなるべく階段を使用することが節電につながります。

最大電力需要量削減対策本部

ザイマックスグループでは、多くの事業者様・不動産所有者様より不動産管理をお任せいただいている立場として、どのような施策が、求められる熱源動力負荷等の削減に対して効果があるか、また資材等が不足がちな現状において対応が現実的に可能であるかといった観点を検証して、各事業者様へ現実的なご提案を早期に行う必要性を感じております。そのため、このような施策を検討する「最大電力需要量削減対策本部」をこの度グループ横断で設立いたしました。

最大電力需要量削減対策本部についてはこちら[PDF形式/90KB]

株式会社ザイマックスビルディングサイエンス

【事業内容】

  • オフィスビル・商業施設等の不動産における管理運営保全等に関する総合的な企画、調査、研究・開発業務

  • 不動産の管理運営保全等に関するシステムサービスおよびデータベースサービスの提供業務

  • 建築物・建築設備・建築物の環境・建築物の管理運営保全業務等の診断、検査、測定、分析業務

【資格保有者】
宅地建物取引主任者18名、一級建築士6名、ファシリティマネージャー1名、ビル経営管理士2名(2011年4月1日現在)

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(現 株式会社ザイマックス不動産総合研究所)についてはこちら

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