総務・管理部ご担当者様のお悩みにお答え!
本当に正しいオフィスの節電対策:第1回
株式会社ザイマックスビルディングサイエンス
最大電力需要量削減対策本部
環境・エネルギーソリューション部長 鶴見誠一郎

節電対策を会社全体の仕組みにするために

いよいよ電力の使用制限期間が始まりました。様々な節電対策が発表され、すでにオフィス内でも実施されていると思います。しかし、中には節電につながらないものや、気をつけないと危険なものもあったりするのをご存知でしょうか?
また、節電対策を考えるご担当者様からは「節電対策をやっているがこれ以上何をしたらよいかわからない」、「短期的な節電でなく、会社全体を巻き込み、仕組み化したい」等、多くのお悩みを伺います。こんなお悩みを抱えるお客様に応えるために、ザイマックスグループではグループを横断して「最大電力需要量削減対策本部」を設立しました。

この「最大電力需要量削減対策本部」を取りまとめる鶴見より「本当に正しいオフィスの節電対策」と題して2回に分けてお送りいたします。

なんといっても「空調」なんです!

平均的なオフィスビルにおける用途別電力消費比率

平均的なオフィスビルにおける
用途別電力消費比率
出典:資源エネルギー庁推計

オフィスビルは、空調、照明、OA機器で約88%の電力が消費されていて、中でも大きいのが空調の48%です。この空調を節電せずにこの夏の削減目標は到底達成できません。では、どうしたらよいでしょう?「敵を知り己を知れば百戦殆からず」という言葉あるように、まずは空調についてよく知りましょう。

空調の設定温度に気をつけましょう!

空調の設定温度を1℃上げると節電効果があることはよく聞く話です。では、その効果はどれくらいなのでしょう?1℃上げることで、実際の節電効果はなんと機器の使用電力の5%も削減できるのです。設定温度を高くすることはとても有効な節電手段です。室内温度28℃を心がけましょう。

窓が放つ熱は「こたつ」並み?ブラインドを使おう!

オフィスの熱は外部からもやってきます。日差しをサンサンと受けている窓は、オフィスの中に向けてかなりの熱を放っているのです。西面窓がある場合、最大で1m2につき350Wの熱が侵入します。これは家庭用こたつが放出する熱量並なのです!ではどうしたらいいのでしょうか?この熱を遮るために最も有効なのはブラインドです。ブラインドを閉めることで、約30%の熱を遮断できます。

たかがブラインドと馬鹿にするなかれ。日光を遮るだけでなく、窓との間に空気層をつくることによって素晴らしい断熱材となるのです。

冷房を効かせて節電?

月曜日の朝はオフィスが一番暑くなるタイミングです。これは、土日の間に建物そのものが暖められてしまうためです。普通に冷房を入れると電気的に大きな負荷がかかり、ひいては東京中で同じことが起きますので、大停電の危険性が高まります。

では、この時間帯をどうやって乗り切るべきか?ピークを迎える一時間前(8時~9時)を利用して、強めに冷房を入れましょう。そうすることで9時以降に必要な電力量を結果として減らせます。また、炎天下に駐車していた車に乗り込むときのことも思い出してください。まず「換気」しましょう。窓が開かない場合は換気ファンを回しましょう。

空調だけでもたくさんの対処法がありますが、思い込みで節電対策をすると、業務の生産性を落とすばかりで、効果が上がりません。正しい知識を身につけ節電を行いましょう。次回は「照明の間引き」、「PCの電源」などについてお伝えする予定です。
最後に、その他の空調に関する節電ポイントをまとめましたので、是非参考にしてください。

ポイント

  • サーキュレーターは効果絶大!
    弱めの冷房でも、サーキュレーターを併用すれば空気が循環し、涼しく感じる。

  • 営業マンのための部屋を作る
    暑い中外回りをしている営業マンに、帰社後に生産的に仕事についてもらうための「体を一気に冷やせる小部屋」を準備するのも一案。

  • 冷房より除湿のほうが電力消費が大きい
    長時間にわたって除湿をするくらいなら、一気に冷房で冷やす。あとはサーキュレーターを活用!

最大電力需要量削減対策本部

ザイマックスグループでは、多くの事業者様・不動産所有者様より不動産管理をお任せいただいている立場として、どのような施策が、求められる熱源動力負荷等の削減に対して効果があるか、また資材等が不足がちな現状において対応が現実的に可能であるかといった観点を検証して、各事業者様へ現実的なご提案を早期に行う必要性を感じております。そのため、このような施策を検討する「最大電力需要量削減対策本部」をこの度グループ横断で設立いたしました。

最大電力需要量削減対策本部についてはこちら[PDF形式/90KB]

株式会社ザイマックスビルディングサイエンス

【事業内容】

  • オフィスビル・商業施設等の不動産における管理運営保全等に関する総合的な企画、調査、研究・開発業務

  • 不動産の管理運営保全等に関するシステムサービスおよびデータベースサービスの提供業務

  • 建築物・建築設備・建築物の環境・建築物の管理運営保全業務等の診断、検査、測定、分析業務

【資格保有者】
宅地建物取引主任者18名、一級建築士6名、ファシリティマネージャー1名、ビル経営管理士2名(2011年4月1日現在)

株式会社ザイマックスビルディングサイエンス
(現 株式会社ザイマックス不動産総合研究所)についてはこちら

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