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東日本大震災の際に困った首都圏オフィスの事例22

BCPって常識?

大地震発生!その時、緊急対応(数分間)

天井パネルが落ちてきた!

天井パネルが落ちてきた!
  • スレスレのところで当たらなかったが、天井パネルが落ちてきた(新宿区・不動産関連)
  • 照明や空調機が落ちて来そうだった(神奈川県・人材サービス)
  • 書庫が倒れそうになったので、押さえていた(中央区・インターネット関連)

今回の地震では、東京都内でも震度5強の揺れを観測しました。「地震が来た」その瞬間にとるべき行動といえば「机の下に隠れる」というのは、みなさんご存知だと思いますが、でも、実際のところ「倒れそうになっている食器棚、書庫を思わず押さえてしまった」「机の下に隠れるまでの必要はないと思った」という声が多く聞かれました。でも、気をつけなければならないのは、家具類の転倒だけではありません。今回の震災では、天井パネルや照明器具の落下が多くあったのです。

(参考)一都三県における非構造物の落下事故

都道府県地域主な被害内容
埼玉県上尾市体育館で屋根一部落下
東京都千代田区ホールの天井材落下死傷者あり
足立区,台東区外装材の脱落
神奈川県横浜市大規模な天井落下1 棟、天井落下、タイルひび割れ、ガラス破損、瓦破損など
川崎市大規模な天井落下2 棟
茅ヶ崎市天井パネルの落下2 棟
大和市外壁に亀裂、ガラス破損、天井材損傷など
海老名市テニスコートの屋根損傷、EXJ 損傷
座間市EXJ損傷
綾瀬市瓦の落下、ガラス破損、ナイター設備落下など

(出典 日本建築学会「東北地方太平洋沖地震および一連の地震緊急調査報告会 資料」(2011年4月6日)

対策机があれば隠れること。なければかばんやクッションで自分の頭部を守ろう。

頑丈なビルだから、新耐震のビルだから安心なわけではありません。天井材は基本的に軽くつくられているものが多く、耐震強化されているとは限りません。建物は壊れなくとも上から天井パネルや空調機などが落下することもあるので要注意です。
大きな事故になっているものの多くはホールや体育館などですが、オフィスでも実際天井パネルが落下といったことがありましたので、揺れがおさまるまで机の下などに隠れ様子を見ましょう。もし、近くに机がなければ、かばんやクッションでも構いません。身をかがめて頭部を守りましょう。

参考そのほかにも事前にできる対応策

「安全空間」を作っておこう

平時から物が倒れてこないような「安全空間」を確保しておきましょう。地震が起きたらその安全空間に避難するようにします。突っ張り棒、L字金具などを使って棚・キャビネット・OA機器などを壁や床に固定します。重いものは、下に収納しましょう。家具の重心が低くなり転倒しにくくなします。

緊急地震速報の活用

今回の震災後、緊急地震速報を登録した方も多いと思います。揺れがくることを事前に知ることができれば、避難路の確保をするためにドアを開けるなどの対策が可能です。