総務なんでも知っトク情報

ザイマックス不動産総合研究所 提供

ちょっと気になる
知って役立つ
オフィスの話題をお届け

いまどきの移転担当者の実態が分かる

移転担当者白書

物件見学・絞り込み

決裁者が重視するポイント

決裁者は外目線。移転担当者は内目線

イラスト

オフィスビルの見学(内見)には時間がかかります。最小は1件、最も多かったのは100件見たという人もいて、かなりばらつきがありますが、平均で10棟くらいのようです。最初から内見の全てに、社長や役員といった決裁者を同行させるのはあまり現実的ではありませんので、移転担当者が下見である程度まで絞り込んだ段階で、決裁者に見せるのが一般的です。でも実は、ここでつまずくケースがよくあるのです。

社員の声を聞く立場である総務を中心とした移転担当者は、ついつい社員目線で物件を選びがちですが、決裁者は、取引先や株主といった外部からどう見られるのかをより気にする傾向にあり、重視するポイントが異なっているようです。例えば、オフィスビルの外観やグレード感、ビル内に入居する企業の顔ぶれなどを特に重視します。

また、移転担当者としては「いまひとつかな」と思っていた物件でも、社長が直感で気に入ってしまったというケースもありました。その決め手は、ビルの「明るい印象」だったようですが、このように漠然とした感覚も重要な要素になったりします。
ですから、あらかじめそういった予想外に出くわすことを見据えて、できるだけ早めに決裁者を内見へ連れ出す方が得策です。

(総務担当者が見落としがちなポイント)

  • ・親会社や取引先企業等が入居するビルと、移転を検討しているビルのグレード差
  • ・ビルオーナー、貸主の信用度
  • ・同業や競合する企業との距離感
  • ・クライアントからみた外観・エントランスを含むオフィスビルの見栄え
  • ・風水的に良いか悪いか etc...

<テナントの声:内見時に決裁者から言われた意外なこと>

  • ・ビル名に大手企業名が冠に入っているのが良いと言われました。実際のビル自体がどうであれ、名刺やホームページで、それなりのグレードのビルに事務所を構えていると思われるからなんだそうです。(港区・アパレル系)
  • ・私は他が気に入っていたのですが、社長はこのビルに一目ぼれ。理由は形が正方形で水周りのスペースが外にあること。風水的に良いらしいのです。(千代田区・教育系)
  • ・私が選んだ候補物件はピンと来ない感じでしたが、隣のビルを見た途端、「このビルにはオーラがある!」といって、予約もなしにビルを訪問。気に入り即決。かなり広いので、候補からはずしていた物件でした。(渋谷区・ゲーム関連)

<調査対象> 2010年以降にオフィスを移転したテナント134社