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物件見学・絞り込み

条件が変わる理由

エリアは変わり、より広く、より高くなりやすい

最初に重視する賃貸オフィス選びの三大条件は、「エリア」・「坪数」・「賃料」でした。しかし、実際契約に至ったのは、最初にあげた条件とは異なる物件だったというケースが3割程度みられます。内訳をみると、その9割超が、最初に重視したはずの「エリア」、「坪数」、「賃料」の条件が変わったことがわかります。

移転理由グラフ 出所:ザイマックス不動産総合研究所

なぜ、初めの条件から変わるのでしょうか?それは、事務所を探し始めた段階では、何が最も優先順位が高く、どこまでが妥協できるのかが明確になっていないケースが多く、しかも、不動産は個別性が高いため、実際に物件を見てはじめて「本当の条件」、「条件の優先順位」が分かってくる・・・ということなのです。たくさんの移転候補となる賃貸オフィスの資料を机上で見比べることに時間を費やしているのなら、まず気になる物件をいくつか「内見」してみた方が、案外以下のようなことに気づいたりするかもしれません。

<テナントの声:条件が変わる理由>

エリア:なんとなくのイメージで希望を出したり、現事務所と同じエリア限定にしがち

  • ・渋谷は事務所を置くには向かない気がしてたが、周辺環境は意外にも落ち着いた雰囲気。駅の出口によってもガラリと雰囲気が変わるんだな~ということが分かりました。(当初条件:日本橋→結果:渋谷)
  • ・現在の事務所からできるだけ近いところでオーダーしましたが、なかなか希望の広さの物件がなく、仲介会社に薦められて全く違うエリアに移転しました。結果、社員の通勤や取引先との距離も問題なく、新しい土地に行くことで社員もリフレッシュできたようです。(当初条件:新橋→結果:五反田)

広さ:現在の事務所を基準に考えるため、適正でない広さを指定したり、事業拡大を見越して、より広めでも良いとなることも

  • ・物件資料上では時は、ちょっと狭いと思っていたのですが、レイアウトプランを見ながら内見すると、十分おさまることに気がつきました。今の事務所は、細長く曲がりくねっていたため、有効に使えていなかったようです。(当初条件:70坪→結果:55坪)
  • ・手狭になっていたので、多少広くしようと適当に15~20坪プラスして探していましたが、本当は適正な坪数が分かりませんでした。気に入ったビルは、最初の希望より広い物件でしたが、結果ちょうどいい広さでした。(当初条件:100坪→結果:120坪)

賃料:多くの賃貸オフィスビルを見ていくうち、目が肥え、より見栄えのする事務所を選びたくなるのが心情。オフィスビルが気に入ったら、多少高くても・・・という結果になりやすい

  • ・予算オーバーでしたが、社長に事務所を見せたところ、ピンと来るものがあったようで、「ここなら社員もモチベーションアップになるぞ!」というここで、当初より賃料の予算をアップして申し込みしました。(当初条件:1坪あたり1.5万円以下→結果:2万円)

築年数:古いオフィスビルでもリニューアルしていれば、築年数は関係なくなってしまう。また、清掃や管理が行き届いているビルも印象は変わる

  • ・当初希望は築年10年以内だったので、「築25年はちょっと古いからどうかな~」と思ってましたが、実際はキレイで古さを感じさせない事務所でした。(当初条件:築10年以内→結果:築25年)

<調査対象> 2010年以降にオフィスを移転したテナント134社