築15年築25年
どちらのビルを選びますか?

なるべくきれいで設備の整った新しいビルに入りたい!」と、移転先のオフィスを探すにあたって、多くの担当者はこう思われるのではないでしょうか。そのため、築年数の古いビルを選択肢から外しています。ですが、その探し方は好条件の物件を見落とす原因だったかもしれません・・・。

築15年と築25年のビル、どちらのビルを選びますか?

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移転先選定のポイントの一つに、ビルの“築年数”があります。例えば、「築15年と築25年のビルなら、どちらのビルを選びますか?」と聞かれたら、多くの担当者は築15年のビルを選ばれるのではないでしょうか。しかし実は、築15年のビルよりも築25年のビルの方が、外観もよく最新設備を兼ね備えたケースがあります。

一般的にビルの空調の耐用年数は約20年で、老朽化した機器を取り替える作業が必要となります。その際には、ただ機器を交換するだけでなく、最新性能の機器を取り入れることも多くあります。また、空調工事はかなり大規模な工事となるので、そのタイミングでビル全体のリニューアルを実施するケースが多いのです。

リニューアルと聞くと、壁に入った亀裂などの破損部分を修繕する原状復帰というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、オフィスビルのリニューアルの場合は違います。中には、建設費用の約3分の1もの費用をかけて大規模に行うこともあります。内装だけではなく、水周り(トイレや給湯室など)、共用部分(廊下やエントランス)、照明(LED)など躯体以外の全てを刷新する場合もあり、築25年のビルであっても、新築ビルと同様のスペックになるケースもあります。


こんなに変わります!~リニューアル例~

リニューアルにより最新のビルに生まれ変わった例をご紹介します。

Before

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After

After

写真は、赤坂にある“Daiwa赤坂(旧プラザミカドビル)”です。2013年で築23年(1990年竣工)となるこのビルは、大規模なリニューアル工事が行われ、2011年10月にこのように生まれ変わりました。

エントランス
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給湯室
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トイレ
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共用部
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新しくなった外観や内装、LED照明など、築20年以上経ったビルには思えません。2011年に建設された新築ビルと同じとまでは言えなくとも、新築や築浅ビルと感覚的にはほぼ変わらないのではないでしょうか。

「築年数が古いビル」が狙い目?!

その他にも、築年数が古い物件の利点はいくつかあります。例えば、立地条件です。築年数の古いビルは、駅前やターミナル駅の近くなど立地がよい場合があります。また、全ての物件に当てはまるわけではありませんが、新築や築浅のビルよりも賃料を抑えられる場合もあります。

ただし、一つ確認しておきたいことはビルの耐震性です。新耐震基準が適用されているのは、1981年6月1日以降に建築確認を受けたビルです。それ以前に確認を受けたビルは、耐震補強が施され新耐震基準を満たしているかどうか確認しておきましょう。

移転先選定の際に築年数で絞ってしまっては、結果的に理想の物件を見逃してしまうかもしれません。築年数が古いビルの方が設備が整っているという場合もありますので、まずは仲介会社に相談してみましょう。