オフィス選びの落とし穴・・・
電気容量が足りず大失敗!?

何かと手間のかかるオフィス移転、確認や調整が必要なことは山のようにあります。何か一つ確認を忘れると、泣く泣くイチから物件を選び直すなんてことになりかねません。その一つが電気容量です。今回は、電気容量について事前にチェックしておきたいポイントについてご紹介します。

やっと物件が決まったと思ったら・・・。実はよくあるオフィス選びの失敗談

【事例:物件もレイアウトも決まった!はずが、電気容量が足りない・・・!?】

新しくオフィスを移転することが決まったJ社。移転担当者はいくつも物件を回った末、ついに自分たちの希望に合うビルを発見!早速、図面をもとにレイアウトを作成しました。ところが、できあがったレイアウトを持って、内装業者と見積もりを兼ねて下見に行ったところ、思わぬ回答が。何とこの物件では、電気容量が足りないと言うのです。予算の都合上、電気容量の増設工事をすることもできず、結局J社のオフィス選びはまた振り出しに戻ってしまったのでした・・・。

事前の確認不足が、J社の失敗の要因でした。実は多くの担当者が引っかかる電気容量。その失敗事例をまとめました。

陥りがちな落とし穴
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  • そもそも必要な電気容量がわかっておらず、選んだビルでは足りなかった
  • 増設したいが、費用が高い
  • ビルの電気容量に余裕がないため増設できなかった
  • 電気容量の計算の仕方が間違っていた

電気容量が足りないと、業務中にブレーカーが落ちてしまい、重要なデータが消えてしまうという危険性があるので注意が必要です。
では、具体的に何を確認すればよいのでしょうか?


事前に把握しておきたい“電気容量”。どう確認する?

そもそも全体の電気容量が不足するという事態を防ぐためには、現在使用している電気容量を把握しておく必要があります。自宅のブレーカーに契約アンペア数が書かれていますが、オフィスビルも基本的には同じなので、まずはアンペア数を確認しましょう。そこに表示されているアンペア数と同じかそれ以上であることが一つの判断材料となります。

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こんなケースに要注意!

ただし、同じアンペア数なら必ずしも安心というわけではありません。たとえば、

  • 現在のオフィスより次のオフィスの面積が広くなる面積が広くなれば、その分照明等で使う電力もアップします。
  • 電気の使用内容が異なるビルによっては空調やトイレ、給湯室など共用部分の電気も同じブレーカーから引いている場合も。

ブレーカーが収納されている分電盤は、通常ビル内のEPS(電気関連の配線や配管設備が収納されているスペース)に設置されていますが、危険なため基本的には施錠されています。必ずオーナーや管理会社に連絡をし、確認をしましょう。


電気容量が足りなかった場合の対処法

オフィスビルであれば、区画ごとに電気容量は決められています。しかし、足りない場合は、ビル全体の電気容量に余裕があれば、オーナーの承認のもと、自社の区画で使用する電気容量を増設することも可能です。ただし、そのための追加工事が必要な場合の工事費用については基本的にはテナント側の負担となります。また、他のフロアや区画を停電させて工事を行わなければならない場合もあるので、増設の際はオーナーや管理会社と十分話し合うようにしましょう。


電気容量は早めに確認しておこう!

まずは現在のオフィスで使用している電気容量を把握しましょう。また、今のオフィスで増設できたからといって、次のオフィスでも同じように増設できるわけではありません。ビルによって異なることが多いので、物件ごとに必ず確認する必要があります。 オフィス選びは手間も時間もかかります。電気容量やその他の条件もしっかり確認した上で、苦労が水の泡とならないように、事前に十分確認をして進めましょう。


オフィスの電化製品、何にどれだけ使ってる?

オフィスで使用する電化製品の電気容量はどれ位なのでしょうか。平均的な消費アンペアは以下の通りです。

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※機器によって異なりますので、一つの目安としてご覧下さい。

こうして並べてみると意外な製品が電力を消費していることがよくわかります。節電対策にも役に立つ知識なのでぜひ覚えておきたいですね。