個別空調セントラル空調
本当はどっちがいいの?

業種
サービス業(インバウンドコールセンター)T社
従業員数
50名
坪数
130坪

背景・課題

ビルの空調と言えば、個別空調が大人気です。一方、セントラル空調は時代遅れで不便といったイメージを持たれてしまうため、人気がありません。しかし、本当に個別空調のほうが「便利」で「最先端」なのでしょうか。今回は、オフィス移転の際の最大のチェックポイントの一つである空調にまつわる事例をご紹介します。

ブースの増設で、本社ビルの移転が急務に!

画像 注文・問合せなどのインバウンド業務を専門に請け負うコールセンターとして、かねてから優れた社員教育とオペレーターの質には定評があったT社。顧客満足度の高さが業界内外に浸透し、急成長を遂げました。繰り返しスタッフの増員を図ってきた結果として、創業当時から10年以上入居してきた本社ビルがいよいよ手狭に。業務拡大とさらなるブースの増設を目指して、ついに本社移転を決断しました。





条件は「個別空調」。しかし、なかなか希望の物件が見つからず・・・

そんなT社が、賃料やエリアとともに真っ先に「移転先の条件」として挙げていたのが、「個別空調であること」でした。コールセンターという仕事柄、内勤スタッフのほとんどを女性が占める同社では、それまでスタッフからのクレームとして一番多かったのが、空調の「暑い」「寒い」です。オフィス移転を担当する総務部では、ただでさえ日々のお客様からのクレーム対応にうんざりしているスタッフのためにも、細やかに温度のコントロールができないセントラル空調など問題外だと考えていました。そのため、インターネットで物件を探す際は個別空調欄へのチェックを忘れなかったのです。

ところが、希望に合う良い物件がぜんぜん見つからない・・・。そんな状況が1ヶ月近く続き、普段はあまり物事に動じない総務部長のK氏も、さすがに「どうしたものか」と頭を抱えていたのでした。


解決策

空調について、これまでの常識を覆す真実が発覚!

画像一向に進まない状況を前に、「悩んでいても仕方がない」と思い直したK氏。少しでも状況改善になればと、エリアの面で多少条件とは違ったものの、ある物件に問合せをしました。こうして接点が生まれたのが、オフィス仲介会社ザイマックスサガーシアでした。そして、この出会いがきっかけで、K氏は空調の真実を知ることになるのです。

それは、サガーシアの担当者と面談していたときのこと。なぜ、個別空調でなければいけないのか?という質問に対し、「個別空調じゃないと、温度調整ができなくて不便で・・・」と答えたK氏。すると、サガーシアの担当者からの言葉は「ぜんぜん違います!間違っていますよ!」。
くわしく話を聞いてみると、どうやら温度を手元調節できるのは個別空調だけじゃないということ。世間でも信じられている、誤った「常識」に、思いきり惑わされていたことが判明したのです。

条件を変更するも、結果的に「希望どおり」の移転が完了!

そして、他にも空調に関する話をいろいろと聞き、その上でほぼ残業も休日出勤もないという社内事情を説明したところ、サガーシアの担当者の意見は「それでは、セントラル空調でも問題ないのでは?」というものでした。
セントラル空調の特徴の一つとしてあげられるのが、ビルで定められたコアタイムの空調費は共益費に含まれていること。残業などの時間外勤務がない場合には、こちらのほうがお得なケースが多いということでした。

このアドバイスを受け、早速、個別空調のチェックを外して検索したところ、まさに希望に近い好物件が続出。
こうして無事、本社ビルの移転を済ませたF社。K氏によれば、移転後、女子社員からは特にクレームもなく、快適に働けているとのことでした。


ぎゅっと詰まったサガーシアのノウハウ!
誤解していませんか?個別空調とセントラル空調どっちが良い?

個別空調にも、セントラル空調にも、それぞれメリット・デメリットがあり、会社全体の働き方を把握しないと、一概にどちらが良いかは決められません。以下のポイントを参考に、自社に適した空調設備を見つけましょう。

  • 空調に関する質問(根本的なしくみや操作性、料金体系など)は内見時に聞き流されやすいので、要チェック
  • 個別空調だけではなく、セントラル空調でも温度設定や環境調整が可能な場合も多い
  • 光熱費に占める空調の割合は高いため、残業や休日出勤がない企業ではセントラル空調のほうがコストメリットが出る可能性が高い
  • セントラル空調は、申請しないと平日の定められた時間帯しか稼働しないことがある
  • 個別空調でも、複数テナントで共通の室外機を利用する際には、一定のルールに則って電気代を按分される場合も
  • そもそも大規模ビルだと設計上個別空調にできないケースが多く、両方を条件に検索すると一気に選択肢が狭まってしまう